今回の冬休みはコロナの影響で例年より短かった。それでもいつもの土日とは違い、長期休業の仲間に入る。
長期休業明けは、いつも迷うことがある。
初日に一気に学習モードに切り替えるために授業から入るか、まずは学校に来てよかったなと思えるように遊びから入るか。
当日、子どもの様子を見て決めることが多い。
しかし、今回は前もって遊びから入ろうと決めていた。
どんな様子かなぁと教室に入ると、突っ伏している子が数人、睡眠不足で目が充血している子が数人。
親に行ってこいといわれて無理してきた子も多かったと思う。
今日は、みんなで汗かくほどドッジボールをして、みんなが楽しみにしている席替えして、自分の好きなことができる係ぎめをした。子どもたちはとってもいい顔で帰っていった。
また明日ね!と声をかけると元気いっぱいはい!と返事をしてくれる子にいい1日になったなと思えた。
教室に入って、話し始めたときにまだ突っ伏している子や、フードを被ったまま眠そうにしている子に、「いい姿勢で話を聞きなさい。」とか「室内だからフードをとりなさい。」と指導することもできる。でもそんな声かけはしない。
「眠いのによく頑張ってきたね。」「休みが短かかったのに宿題終わらせてきて頑張ったね。」
「大人でも短いと感じる冬休みだったのによくやり切ったね。」
そう声かけをした。
この選択をあのときできて本当に良かったと思う。
こちらの在り方次第で、子どもたちの心もきっとスムーズにいつもの生活に戻っていける。
明日からも徐々に通常の学校生活にアジャストさせていきたい。
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