「いつも私が怒ってばかりで、子どもが言うことを聞いてくれなくなった。」
「私(またはぼく)のことより父親(または母親)の方が好きみたい。」
自分のやりたいことを我慢してまで子育てしているのに、子どもとの関係がよくない!って悩むことありませんか?
実は私もそういう時期があります。
なんだか最近子どもたちが素っ気ないな・・・
でもしばらくするといつも通りに戻るように一時期だけの場合もありえると思います。
常時または、一時期でも子どもとの関係の築き方に悩むことは、一度は経験される方が多いのではないでしょうか?
そんな方に今日は、子どもとの関わり方についてのポイントをお伝えします。
ポイントを押さえ、良い関係を子どもたちと築いていってほしいと思います。
では早速、お話を進めていきます。
①スキンシップは子どものストレスを軽減して情緒を安定させ、精神的な自立をうながす
スキンシップをとると、
愛情ホルモンとも呼ばれる 「オキシトシン」という脳内物質が分泌されます。
子どものころにオキシトシンを分泌しやすい脳にしておくと、
大人になっても他者への信頼や安心感が続き、周囲の人と温かい人間関係を築くことができる
といわれています。
さらに、記憶力カがよくなり、
学習効果が高まり、
ストレスにも強くなる
ことがわかっています。
②「皮膚」への刺激で脳に好影響を与える
2018年のベルメゾンの調査によると、
スキンシップがとれている家庭ではとれていない家庭に比べ、
保護者が「家族からの愛情を約3倍も深い」と感じていることがわかりました。
ところが残念なことに、
12歳までの子どもをもつ保護者約半数が、
小学校入学のころから 「スキンシップが減っている」と実感しているようです。
はじめに十分なスキンシップをとっておくと、その効果は一生続くといいます。
皮膚は「第二の脳」 ともいわれており、
「温かく優しい刺激」が皮膚から脳にダイレクトに届くことで、
心身の発達に良い影響を与えてくれるのです。
たまに保護者から、「スキンシップをするにはどうすればいいのでしょうか。」と質問されることがあります。
いやいやそんなことないでしょう〜!と思われる方がいらっしゃるかもしませんが、
本当にあるんです。
よくよく話を聞いてみると、
その保護者が
子どもの頃に親からスキンシップをされた経験がないというのです。
「貧困は連鎖する」と言われますが、
「スキンシップ不足も連鎖する」
と言えます。
まずは、『子どもが求めてきたら拒まない』ことから始めましょう。
③安全基地をつくるために
親子のスキンシップが多いほど、子どもは家庭を 「安全基地」のように感じることができます。
スキンシップを拒まれると子どもは不安を感じてしまいます。
拒まず受け入れてあげます。
『手をつなぐ』
手は癒しの源です。 「手当て」 という言葉は、昔の人が病気やケガの患部に手を当てて治していたことに由来するともいわれます。手をつないで歩く、 あるいは握手でも、 手のぬくもりは人を安心させます。
『頭をなでる』
「よかったね」「よくがんばったね」 などと声をかけるときに頭をなでると、子どもは愛情を感じて、喜びます。思春期に近づくにつれ、親子のスキンシップは減っていきますが、そんな時期でも頭をなでることは触れ合いのよい機会になります。
ぜひ、すぐに実践してみてください。
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