教員採用試験(教採)に受かった!
または、
教採落ちちゃったんだけど、講師として働く!
とワクワクしている人が多いのではないでしょうか?
でも、
だんだん4月が近づいてきて少し不安・・・
いきなり担任をもって、
子供や保護者とうまくやっていけるかな・・・
時間がある今のうちに
「できることないかな」
と思っている方もいるのではないでしょうか?
そんな方に準備しておくといいよということをまとめてみたいと思います。
目次
準備しておくといい「物」
A4サイズのカゴ
これは、100均で売られています。
それで十分です。
同じものが複数あると、
使わない時は綺麗に重ねることができて、
スッキリします。
ちなみにこのカゴは、
毎日の配布物や回収物、
教科書等を職員室から教室、
教室から職員室を持ち運び移動する際に使います。
多くの教員が使っているマストアイテムです。
さらに、
私は、
教室のロッカーにも使用していました。
教室のロッカーは3段が一般的です。
上から3つ目、
つまり一番下のロッカーはホコリとても溜まりやすく、
そこにランドセルを入れると、
毎日ホコリだらけになります。
なので、
私は、
一番上のロッカーの使用者と、
上から2番目のロッカーの使用者が共有して使う物置の存在にしていました。
例えば、
体育館シューズやシューズ袋。
体操服。
時には、習字道具。
それらをたくさん入れると、
いちいち中のものを取り出して探す必要があります。
(ロッカーの中を整頓するということをする子はなかなかいないので)
そこで、
カゴを入れて引き出しのように使用することで、
物の出し入れがスムーズになります。
ロッカーで使用するためには、
二人で一つ使用するため、
クラスの人数の半分が必要個数になります。
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ポケットサイズのノート
学校現場は急速なデジタル化が進んでいますが、
簡単に取り出せて、
さっとメモしたい時には
このポケットサイズのノートが大活躍します。
例えば、
「さっきの授業で、A君が面白い考え方してたな」
とか、
「提出物がまだ未提出な子をメモしておいて、後で伝えなきゃ」
のようにちょっとしたことをメモする時に便利です。
さらに、
学期末に通知表を作成したり、
保護者との面談をしたりする際にも役立ちます。
毎日メモ程度と思って少しづつ書き溜めておいた記録が、
後々、とても役立ちます。
ただ、
気をつけないといけないこともあります。
それは、
紛失です。
ポケットに入るぶん、
落としてしまったり、
紛失してしまったりする場合があります。
落としても校内なので、
それが外部に漏れることは考えにくいですが、
それでも、
取り扱いには厳重に注意する必要があります。
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青ペン
テストをした際に、
子どもたちにテスト直しをさせます。
そのテスト直しをさらに正誤判定する際に青ペンを使用します。
(簡単いいうと、テスト直しの丸付け用です。)
赤ペンとの丸との差別化をはかり、
テスト本番の記述と、テスト直しの記述を視覚的に区別をする為です。
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向山洋一先生の書籍
「授業の腕をあげる法則」
この本には、
初任者として知らなければいけないこと
がびっしり書かれています。
例えば、「簡明の原則」。
これは、
「指示や発問は、短く限定して述べよ」と言うことです。
「次の授業は、体育です。集合場所は号令台の前ね。あと、短縄持ってきて。喉乾きそうな人は水筒も持って来てね。」
よくある指示場面なのですが、
大切なことなのですが、
どのくらいが子どもの記憶に残っているかが重要です。
経験則になりますが、
上記の指示だと、
クラスの上位二割は全て記憶、
残りの八割はどれか一つ抜け落ちているぐらいの感覚です。
この原則に従えば、
「集合場所は号令代前。」
「持ち物は短縄と水筒。」
(言葉で伝える際には、同時に板書して全体理解を高めることも一つの手です。)
余計な言葉がない分、
指示が明瞭化します。
他にも9つの原則がまとめられています。
ぜひおすすめします。
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準備しておくといい「心構え」
「うまくいかない」「失敗の連続」の一年になると思っておく
教育実習の時、
最高に楽しかったし、
私なら絶対いい教師になる!
と自信がある方も、
きっと苦しい時間がきます。
担任をするということは、
一年という長距離マラソンと同様です。
平坦な道もあれば、上り坂も、下り坂もあります。
人は、
精神的にキツくなると、
正しい判断ができなくなります。
ちょっとの判断ミスが積み重なると、
後で大きな問題が起きてしまいます。
できる限りメンタルマネジメントを行い、
自分の逃げ道を作っておくことも重要です。
「こんな時は、〇〇をしたらスッキリする」と言うことが多ければ多いほど、
メンタルマネジメントはうまくいきます。
「仕事が全てです!」と言うようにならないように、
趣味を多くもつことをおすすめします。
そうやって乗り越えた経験は、
今後の財産になります。
苦しんでいるときは、
「自分には教員は向いていないかも」と思うかもしれません。
初めから全てがうまくいったら、
みんなスーパー教師です。
でもそんなことはありません。
ぜひ、まずは3年は続けてみてください。
「石の上にも3年」
(どんなに辛くても辛抱していれば、
やがて、何らかの変化があって、
好転の芽が出てくるということ)
分からないことは、どんどん聞く
「こんなことを聞いたら、
私のことをできない人だと思われるかもしれないから、
もう少し自分で考えてみよう。」
私自身、
初任者のときにそう感じていました。
特に、
クラスで問題が起きたときに
どう対応していいいか分からないことが多いです。
そんな時も自分で考え、
もう少ししたら相談してみよう。
と考え、先輩に聞くのを躊躇した結果、
周囲の人ではどうしようもできない状況になっていることがあります。
これは、病気で考えるとわかりやすいです。
少しお腹が痛いけど、
なかなか病院に行く時間がないから、
我慢して半年後に病院に行った結果、
末期がんだった
と言うのと状況は同じです。
早期発見・早期治療ができれば防ぐことができていたかもしれません。
自分をよく見せようとするプライドは捨ててしまいましょう。
少し言い方はきつく、言葉は悪いですが、
初任者に期待している人はほとんどいません。
初任者のあなたに期待することは、
毎日元気で学校に来て、元気に帰宅することです。
教員は、基本教えることが好きです。
質問され、頼りにされると、嬉しいものです。
どんどん早期に相談して、
分からないこと・困っていることを解決していきましょう。
身近な先輩教師の真似をする
赴任した学校には、
学校の核となる先生が必ずいます。
その人を中心に学校が回っているというと言い過ぎかもしれませんが、
そのくらい、
周囲から信頼され、力のある先生がいます。
ぜひその先生の、
立ち振る舞い・言葉使い・日々の時間の過ごし方・ルーティーン
など、たくさん真似てみてください。
特に初めは、
子どもとの接し方・距離感・話し方
などを中心によく観察してみるといいと思います。
すぐに身に付くことは難しいと思いますが、
自分の教室で実践して、
「あの先生ならこんな時なんて言うのかな?」
なんて考えながら、
毎日過ごしていると自然と身に付いていきます。
ある程度身に付いたら、
自分流にアレンジしていくと自分らしさが出て、
それが武器になることでしょう。
ちなみに私は、
初任校で時間の使い方が半端なくうまい先輩がいて、
その人の真似をずっとして来ました。
おかげで、
教員生活15年経ったら、
仕事を誰よりも早く終え、
退勤することができるようになりました。
そのような方と出会うことができるかは運次第ですが、
そう言う人がいれば最高にラッキーです。
ぜひ真似して、
自分の力にしちゃいましょう。
最後に
最後に、
原田隆史さんの言葉
「悲観的に最悪を想定して、最高の準備をし、楽観的に望む」
を記して終わろうと思います。
ずっとなりたかった教員になることができ、
よしっ楽しい毎日を過ごすぞ!
と思っていても、
きっと、
最初の一年はどこかで壁にぶち当たります。
こんなことをまだ現場に出ていない方に言うことではないかもしれませんが、
あまり期待をせず、
教師という仕事のハードルを上げないで
仕事をスタートするのもありかなと思います。
最悪を想定して、
最高の準備をする。
そして、
あとは運に任せる
くらいの気持ちでスタートした方が、
結果、
思ったより楽しかったとなるかもしれません。
では、
4月からの新生活に思いを馳せながら、
残りの準備期間を楽しく過ごしてくださいね!
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