四月、始業式。
この日は、みんながドキドキ・ワクワクする日である。
教員も子どもも。
どんなクラスメイトなのか?
どんな先生なのか?
これまで学校行けなかったけど、新年度から少し頑張ってみようかな!
黄金の3日間
担任にとって始業式からの3日間を「黄金の3日間」と呼ぶ。
これは、向山洋一先生が示された言葉で、
この3日間をどう過ごすかかが、
今後の1年間の長距離マラソンが決まると言っても過言ではないというものすごく大切な時間であることを指している。
簡単にいうと、どんなシステムで学級を運営していくのか方針を示し、子どもたちに徹底させるという意味でもある。
だから、
担任としては、かなり用意周到にこの3日間を過ごす人が多い。
でもこれはあくまでも方針とそのための手段であり、
いわゆる方法とも言える。
ぼくはこれよりも大切なことがあると考えている。
大切なのは気持ち
第1951号(2021/4/6)
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■学級開きで一番大切なこと
学級開きについての執筆や講座をさせていただく機会が多い。
これまで色々と具体的な方法を伝えてきたが、一番大切なことを伝えていなかった。
色々あるが、一番大切なこと。
それは、新しく出会う子どもに対するリスペクト。
ここが決定的に大切なのである。
理論ではなく頭で考えることでもなく、気持ちの問題である。
教える、教わるという関係性であるからこそ、ここが大切になる。
松尾英明 ブログ『教師の寺子屋』 「学級びらきで一番大切なこと」より引用
大切なのは教員の気持ちである。
これは教師としての力量というよりかは、人間性に等しい。
結局は、
どんないい食材でも、
料理人の腕次第で、
出来上がる料理の味が変わるのと同じである。
どんなに授業が下手でも憎めない人がいる。
どんなに素晴らしいことをいう教員でも、
子どもとの関係が築けていないと、
子どもたちにその内容は届かない。
「努力が大切だ」ということを、
イチローがいうのと、
近所のおじちゃんがいうのとではその受け取り方が違うのと同じである。
つまり、
何をいうかではなく、
「誰がいうか」である。
その誰というのの価値を最大限に高めるために
子どもたちを大切にする気持ちが大切であるということが言いたい。
自分のことを気にかけてくれる友人は信頼する。
逆に、
友人のことを気にかけることができる人になれば、
良い関係を気づくことができるのである。
温かい気持ちで、その人を包んであげたい。
温かい気持ちで寄り添っていきたい。
そんな気持ちがあれば、相手はその気持ちを敏感に感じ取るのである。
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