文科省が出している不登校生の推移グラフをみると、中学生の人数が圧倒的に多いです。
中学生といえば、心も体も大きく変化するときです。そこに注目します。
突然ですが、あなたは、花を見てどう思いますか?
これはその人の感性によって違います。
花を見て何にも感じない人もいれば、綺麗すぎて涙を流す人もいます。絵に描き残す人もいれば、俳句や川柳などの文章で表現する人もいます。
これらは内面の感性の違いです。
思春期には内面も大きく変化します。
不登校になる子は、この内面の感性が思春期に大きく変化してしまうんです。
例えば、今までサッカー少年で活発だった子が急に、書道に興味を抱く。そんな変化が思春期には起きてしまうんです。
わかるでしょうか?
子どもは、親であるお父さんやお母さん、それ以外の周りの人に合わせて生きてきました。しかし、思春期になって自分本来の感性が出現してきました。
今までの自分と、新しく現れた感性の違いが大きければ、すごく大変ですよね。
先ほどの例で、サッカー部にいた子の感性が変化して、書道に興味が出てきた。でも、サッカー部をやめて書道部に転部できる子はいません。周りも許しません。なんで。ふざけてんの?って。
そうすると、子どもはストレスを感じます。
感性に合わない環境に居るわけですから。
そして、そのストレスが限界に達した時にさまざまな「きっかけ」によって不登校になるんです。
不登校になる子は、感性の変化が大きい子です。
コメント