連休明けから運動会の練習が始まってくるころですね。
今日は運動会について考えてみたいと思います。
目次
運動会が嫌いな子もいる
こういう子にとっては、
暑い中で連日行われる練習はたまったもんじゃありません。
さらに大きな声で教師からの叱責があればなおさら運動会が嫌になることでしょう。
また、
みんなが教師の思うように動けないことは教師が理解しておく必要があります。
だから、教師の思いだけで
「一致団結しよう!」
とか
「6年生が引っ張れよ!」
ということを全ての子に強制するのは違和感があリます。
そもそも運動会って何のためにするの?
例年行われている学校行事だから?
教師の都合ではなく、子どもの成長のためですよね?
まずは目標設定!
まずは、
どんな姿を目指すのか考える必要があります。
教師の指示を従順聞かせること?
もちろん指示を聞いて動くことができることは
学校生活で緊急辞退などの場面では必要です。
でも
それをあえて運動会の練習で身に付けさせる?
これは違いますよね?
それは運動会以外の日常場面で意識する必要があることだと考えます。
ここで考えなければいけないことは、
教師の目標
と
子どもたち自身で決める目標です。
教師の目標としては?
運動嫌いな子が少しでも運動好きになるようにしたい!
運動場面で活躍する子が、
達成感を得られるように活躍場面を意図的に作ろう!
下級生の手本となることができるように、
下級生に教える場面を作って上級生としての自覚をもたせたい!
などが考えられます。
子どもの目標は?
子どもたちは一人一人違うから、
全員でスローガンを決めたり、
みんなで話し合って一つに決めたりする必要はないんです。
教師の役割は、
具体的な練習場面を思い浮かべることができるように説明し、
具体的な目標を決定することができるようにサポートすることです。
目標達成のための手段は?
次に、目標を決めたら、それを達成するために何をする必要があるか考えます。
「子どもたちが練習前に目標を確認する時間を作る。」
「教師間で目標とする姿、引き出したい姿を共有しておく。」
「教師も子どもも練習後に必ず振り返りをさせ、次の練習で頑張ることを決まる時間を設定する。」
などの具体的なことを考えていきます。
ここまで決まれば実践!
あとは実践です。
もちろん実践してみて、計画通りに進まないことなんてたくさんあります。
例えば、
運動会全体練習が計画通り進まなくて、
目標達成が難しくなってしまう場合はがあります。
先生たちは時間がないので、
できるだけ練習が終わったらその時間のうちに次の練習について話し合った方がいいです。
「鉄は熱いうちにうて」のようにすぐに振り返って次のプランを練った方が、
よりいい案が出るし、
相談する時間も短時間で済みます。
子どもが帰った後に話し合うと、時間の制限がないので、時間だけがすぎていくという時間の無駄を生んでしまいます。
一連の流れはこんな感じです。
「運動会」という行事を使って、子どもたちの成長につなげることが大切
保護者や他教師からどう見られるかという見栄えを一番大切にしたり、
短時間に仕上げるために教師からの一方的な指導で引っ張っていくのは、
できるだけ避ける必要があるんです。
(実際の現場は多忙すぎるので絶対だは言い切れないですが・・・)
GWの時間が少しあるところで、もう一度行おうとしている指導で本当に良いのか再考してみて欲しいなと思います。
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