教師になる人は、多くが学校の先生への憧れがあるように感じます。
自身が学生時代に教師に救われた経験がある人や、大好きな先生がいたという事例かな。
そして、
自分は学級委員や、児童会・生徒会役員などクラスや学校を引っ張っていく立場だった人や、勉強ができて、それを子どもたちに伝えたいという類の人たちであるように感じました。
中には、
自身が不登校で助けてもらったからという理由で教師になった人もいないわけではないが、
ぼくが出会ってきた同僚の中では圧倒的に少数派です。
大多数の教師が、不登校の経験もないし、正直ぼくも不登校になったことはない。(小一の時に少しいじめられてよく泣いていた記憶はあるけど・・・)
不登校の子との接し方や、
どんな声かけをすると良いかという知識もなければ、
経験もあまりないのが現状です。
教師経験の多い人でも、
赴任した学校で担任した経験がなければあまり関わることもありません。
今日は、元教師の立場から、教師と不登校児について考えてみます。
教師のタイプは千差万別
教師には、
- 授業が上手い人
- 子どもたちの気持ちを汲み取りながら関係をうまく築いていく人
- 生徒指導が上手い人
- 叱り方がうまい
- 情熱がない人
5については、安定して給料がもらえるから淡々と働くのみ!みたいな人です。
完全に給料泥棒です!
こういう人と当たると、話が全く進みません。
一応補足しておきますが、もちろん少数派ですよ!
そんな教師のタイプと、
「不登校の子を担任した経験の有無」
が、重要です。
これは、単純に経験値の違いとなります。
教師は不登校対応のエキスパートではありません。
僕自身も15年間の教師生活で不登校の子をもったことは一度しかありません。
その掛け合わせで
子供への対応も決まるし、
保護者の印象も決まります。
皆さんの担任はいかがでしょうか?
学校の基本スタンスとしては、学校へ登校させること
管理職としては、不登校児を出したくないので、
担任教師への指示としては「登校刺激」を与えることがメインの結論になることが多いです。
その指示を、
担任がどう受け止め、
保護者にどう伝えるかにかかってきます。
「うわ!やっぱりそういうスタンスね!本当に困る!」
と感じられた保護者の方多いと思います。
一番大切な視点は?
でも、ここで大切なことを考えてみます。
僕の経験としては、
登校刺激をして、
登校しぶりから抜け出した経験もありますし、
登校刺激をしなかったことで、
子どもとも保護者とも、良い関係を築くことができた経験もあります。
つまり、
登校刺激が○・✖️という話ではなくて、
その子が今どんな状況か・どんな状態かを正しく把握することが重要だと思っています。
学校が中心でもなく、
保護者が中心でもなく、
子どもを中心に置いて
どうすることが子どもにとって良いかを考えていくことが一番重要だと思うんです。
Twitterやブログを読むと、
学校も教師も信じてはいけないという記事を読むことがああります。
教師の中には、
学校に言って当然という考えの人もいれば、
子どものペースに寄り添いながら模索していくのが当然と思っている管理職もいます。
結局は「人」です。
どんな思いを持っている人かが大切。
保護者の立場から、
相手がどんな「人」なのかを正しく感じ取り、
合わない人とは関わらず、
子どもを守ってあげればいいと思うし、
保護者の意図と同じスタンスの教師なら信頼して任せるのもいいし。
僕自身は、
登校刺激に抵抗があったので、
子供や保護者の話をよく聞いて、
どんな思いがあるか時間をかけて把握するようにしていました。
教師自身も、
登校刺激するのが良いか・やめておいた方がいいのかは分かりません。
それはあくまでも結果からしか言えないわけで・・・
まとめ
不登校対応は、
教師のタイプとその教師のこれまでの不登校対応の経験によって決まります。
良い教師と巡り会えることの方が少ないかもしれません。
結局は担任がどんな「人」かです。
周囲のママ友やパパ友情報も貴重になります。
子どもにとってどうしていくのが一番良いかじっくり時間をかけて話し合ってみてください。
時間はかかるかもしれませんが、とても大切なことだと思っています。
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