非常勤講師のメリット・デメリット〜教員を辞め、我が子との時間を選んだ男の物語〜

教育

教員退職して、非常勤講師になりたい!!!

という方に見ていただいていると思います。

実際、

僕も公立学校の教員を辞めて、
今現在は非常勤講師として働いています。

八ヶ月講師をしてみて感じた、
「講師として働くメリット・デメリット」についてまとめてみようと思います。

そもそもなぜ退職しようと思ったのか?

退職する際、


「なんで辞めるの!?」

というのが職場での第一声。
安定職として小学生にも人気な公務員。

体調を崩したわけでもなく、
同僚との関係が悪かったわけでもなく・・・

僕が退職した理由は2つです。

1 妻の育休からの復帰 

夫婦で教員だったんですが、
僕の勤務している学校が他市で、
電車で1時間の学校でした。


妻が復帰が決まり、
子どもたちの送り迎えが妻一人に任せることはできないこと、


夫婦ともに教員だったんですが、
我が子との過ごす時間を削ってまで教員を続けることが第一優先事項ではない


と判断しました。

僕のように男で、
まあ真面目に教員として仕事をしていると、


「管理職試験を受けてみないか?」とか、
「大変な子だけど、先生なら大丈夫だから!」


と言われて生活指導上難しい子をたくさん固めたクラスを持たされることがあります。



僕は
我が子との過ごす時間を大切にしたいという思いが強くなる一方で、




中堅職員となり仕事上の仕事も多く割り振られ、
現実的に常に長時間勤務、つまり時間がいくらあっても足りない状況になりました。

我が子との時間を犠牲にして、
学校の子供達のために時間を費やすことが僕にはできませんでした。

2 人生100年時代、働き方の幅を広げたい

僕たちが退職するときには、
今に比べ定年が5年もしくは10年伸びると言われていて、
更に定年後死ぬまで40年程度あることが予想されています。



40年というと、
就職して定年までの期間とほとんど同じです。



つまり、



定年というのは、
人生の折り返し地点なわけです。




定年したらやりたいことをやってのんびり暮らそう!



なんてことはほぼ無理です。


定年後の自分の武器をなにか持っていないと、
退職金が底を尽き、
もらえるはずの年金がもらえなくなると、
生きていくために再就職せざるをえなくなります。

だから、
自分がやってみたいことを今から初めておいて、
定年後の自分の武器を増やしておこうと決めました。

そして僕は退職することを決めました。

非常勤講師のリアル

収入面

メリット


正直、
これについてはほとんど無いです。(収入面でのメリットは無い!)



教員の給料は、
平均年収の2倍に迫る勢いです。(30代後半)


やはり
コロナ禍でも安定して給料・ボーナスが貰えるのはすばらしいことです。

デメリット


非常勤講師の時給は3000円弱(地域差はある)です。




月給は勤務時間によって変わりますが、
一日4時間×週5日×4週=月24万。




僕が退職したときに貰っていた給料にはやはり及びません。
やはり正規教員の給料はいいですね。



しかし、
年齢が若い方(例えば新卒)には、
下手したら担任持ちの正規職員(新卒)よりも貰えてしまうという逆転現象が起こりかねません。
若い人にはおすすめです。


あとは、
夏休みや春休み、
冬休みなどの長期休業がある場合は、
勤務がなくなるので大幅な収入減。


ボーナスもなく、社会保険・雇用保険にも加入できません。
保障面でも正規職員に比べ良くないです。

精神面

メリット


担任を持たなくていいことが一番のメリット。





基本的に教科担任・TT指導時のT2(補助する役目)になるので、
責任が圧倒的に軽くなります。





つまり、
仕事のストレスがほとんどなくなります(僕の場合です。)




非常勤講師になってからは、
もちろん残業はありません。





勤務時間通りに退勤が可能です。
一日10時間勤務していた正規職員時代とは、
労働時間が半減。




次のメリットとして、
時間ができ、
他にやりたいことに時間が使える
ことです。




平日昼間のランチ・平日人が少ない時間帯にショッピングなど、
待ち時間ない時間帯にいろいろできます。

ちなみに僕は、
前々から興味があった心理学を勉強し、
公認心理師という資格を取りました!

デメリット


僕の場合、
収入面でかなり減額したので生活が成り立たたなくなるのではと言う不安がつきまとっています。(退職したばかりの初年度だからかな・・・)


家族がいる場合、
退職について同意が得られていないと、
肩身が狭くなることは間違いありません。

まとめ

退職して

非常勤講師になることをおすすめする人は、


収入が減ってでも追い求めたい夢がある人、
収入が減ってでも家族との時間を増やしたい人






にはかなりおすすめです。




現状、
常勤講師は全国的に不足状態です。





愛知県では、
講師の待遇が良い方向に改善されつつあります。




つまり、
講師を必要としているということ。




収入が必要となった場合は、
常勤講師として現場復帰もありです。


その際は講師という立場なので、
正規職員ほど校務分掌も多くないでしょうし、
クラスに集められれる子どもたちの状態も悪くないはずです。



常勤講師は正規職員に比べボーナスがないくらいで、
同年代の正規職員と同じ程度の収入はもらえます。



僕も、
金銭的にめちゃくちゃ困ったら、
常勤講師になるかもしれません笑。



そんなことをトータルで考えて、
今の僕はというと、、、

ストレスなく仕事ができ、ある程度の収入も得られ、やってみたいことに挑戦しつつ、家族で過ごす時間が圧倒的に増え、大満足です☆

非常勤講師のメリット・デメリット

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