我が子が突然、
「学校へ行きたくない・・・」と言い出したらどうしますか?
昨日まで楽しそうに行ってたから、
とりあえず
「どうしたの?」と理由を聞き、
「今日は頑張っていこうよ」と言い、
半ば無理やりに学校に連れて行きますか?
不登校は、ある日突然やってくるかもしれません。
今我が子が不登校真っ只中の方はもちろん、
今日突然子供から打ち明けられた方が
この記事を読んでくださっていると思います。
今回の記事は、
あるSNSで
「不登校の子と関わるときに、うまくいったこと・いかなかったこと」
という投稿に対し、
我が子が不登校経験者の方や、
実際に自分が不登校だった方が
リアクションしていたことを参考にまとめたものになります。
ですので、
大変参考になる事ばかりだと思います。
ぜひ最後まで、
読んでいってください。
我が子が不登校になったときの心構え 5選
①無理矢理は✖️
ここで休むと、
「明日から行けなくなるんじゃないか!?」
という親側の恐怖があると思いますが、
泣き叫ぶ我が子を無理矢理学校へ連れて行くのは逆効果です。
なぜなら、
打ち明けるまで本人はずっと悩んできたんです。
行きたくないけど、
打ち明けるまで我慢して学校へいっていたんです。
だから、
本人の限界は
「打ち明けたとき」
なんです。
しばらく休ませていると、
いつまで休むんだろうと別の不安が湧いてきますよね。
そんなときに、
「今日学校へ行ったらご褒美あげるね!」
とご褒美で子どもを釣るのは良くありません。
そもそも学校は、
無理矢理行かせるところではないからです。
小学校・中学校は義務教育と言われていますが、
子供が学校へ行かなければいけない義務があるわけではありません。
この義務教育というのは、
「親が子供に教育を受けさせなければならない」義務なんです。
その教育というのは、
公立学校だけでなくフリースクールも当てはまりますし、
ホームスクーリングで家で学習を進めることも当てはあまります。
義務教育という意味を正しく理解して、
お子さんに適切な教育の機会を保障してあげてください。
また、
「今日は学校へ行くことができたね」
と褒めないでください。
そもそも学校へ行く行かないということは賞罰を与えられることではないんです。
行きたいから行くところという理解のもと、
お子さんが行きたい居場所を見つけることが大切なのです。
②まずは、ゆっくり休ませる
先ほども書きましたが、
打ち明けるまで本人はずっと悩んできたんです。
行きたくないけど、
打ち明けるまで我慢して学校へいっていたんです。
だから、
本人の限界は今なんです。
マラソンで例えると、
フルマラソンを走り切った後なんです。
そんな人に、もう一回レースに戻らないか!?
とは言わないですよね。
お疲れ様!頑張ったね!ですよね。
これまでの頑張りを労う声かけです。
だから、
まずはゆっくり休ませてあげるというのが一番初めにやることです。
寝たいだけ寝かせてあげましょう。
しっかり休んで充電することが必要です。
③やりたいことをやらせる
初めは、ゲームを制限しようとしたり
気力のあまりない時に他のことに興味を持たせようするんですが、
逆効果です。
子供がもしゲームをものすごくやりたがるのなら
ゲームをとことんやらせて、
どんなことができるようになったか見せてもらうといいと思います。
親や周囲の大人が
ゲーム=悪
と捉えるのではなく、
ゲームをやり続けることでできるようになったことを見せてもらうことで、
純粋に我が子のことがすごいなあと感じるかもしれません。
悪と捉えていたことを受容することで、
子どもの新たな一面を発見することにつながるかもしれません。
その代わり、注意点もあります。
課金などの親が負担になることや、
親や物への暴力を振るうなどの行為を子供がするようなら、
保護者の方は逃げるか、
可能なら止めるなどしてやめさせてあげるとよいと思います。
④子供に寄り添い続けるマインド
不登校になってしまった子や登校しぶりの子には、
行きたくてもいけない、
行きたくなくても行く、
行っても何もすることないから行かない、
家に居たいからいるわけではない、
自分自身がわからない、
など目に映る状態の奥には様々な思いが人にはあります。
学校へ行けなくても、
ありのままのその子を受け止めて、
大切に思っていること、
愛情を注ぐこと、
それを言葉で伝えていきましょう。
とにかくあなたの味方であることを伝え続けることが
子供にとっては家が安全基地になる第一歩です。
あれこれやらせようとしてしまいがちだけど、
将来に対する不安から起こす言動は良くない方向に行きがちのようです。
難しいことだけど、
必ず成長する時期は来るので、
とことん子供に寄り添うことが大切です。
小さな進歩を見逃さず、
一つ一つに喜びを感じられるようになると、
子どもと共に親も成長していけるようになります。
⑤ひたすら待つ
とても難しいことですが、
学校には行かなくていいことを親や周囲の大人が理解していきませんか。
なんとか親が理解できたとしても、
祖父祖母や友人などの周囲の大人が
「無理矢理連れて行けばいいよ!」
「うちの子も登校しぶりだったけど、無理矢理行かせたから今では普通に毎日通っているよ!」
「そんな生ぬるいことしてるから不登校になるんじゃないの!?」
と言われるかもしれません。
でも、
不登校経験者の保護者の方は、
総じて無理矢理活かせることは逆効果だと感じているようです。
極端なことを言えば、
無理矢理行かせて登校できるようになることもあるし、
無理矢理行かせようとしたことで、一生引きこもることもあるかもしれません。
どっちがいいかは、正直わかりません。
これは結果論です。
時間が経ち、
その時を振り返ったときにわかることなんです。
だとすると、今その判断するのはとても難しいです。
だから、
子どもの気持ちに寄り添い、
子どもの気持ちが変化していくのをひたすら待つしかありません。
心配でもゲームづけでも昼夜逆転しても黙ってみまもる。
学校と関係ないところへ出かけられるなら積極的に連れ出す。
将来のことや進路のことは子供から話し出すまで聞かない。
親はひたすら待つ。
このスタンスが大切なようです。
いかがでしたでしょうか??
不登校は非常に繊細な内容です。
様々な状況がある中で、このようにまとめることは本当は正しくないかもしれません。
でも、
ある日突然我が子が
「学校行きたくない・・・」
と突然泣き出したら
どう対応していいのか分からなくなります。
そんな方の少しでも救いになればと思い、
まとめてみました。
もちろんこれが全てではないし、
5選全てが有効であるはずがないと思います。
ですので、これを基に
お子さんの状態や、気持ちにフィットさせていき、
応用していってもらえればと思います。
不登校は長く、先の見えない旅になることが多いです。
一人で抱え込まず、
ぜひ周囲の仲間や、
記事を書いているスギちゃんと共に一緒に一緒に伴奏していきましょう!
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