子どもが「育てにくい」と感じたときの対処法

子育て

スクールカウンセラーとして多くの方と話を聞くと、
その多くが
「子どもの育てにくさ」
の内容に行き着く。


「言うことを聞かない。」

「約束を守らない。」

「やることが遅く、とても時間がかかる。」


詳細を書くことはできないですが、
とても困っている保護者が多いです。


そんな時に、
どう考え、どう対処するとよいか
について何かのヒントにしてもらえたらと思い、
まとめてみました。

ぜひ最後までご覧になり、
今日からの子育てに生かしていただけたらと思います。

基本的な考え方

まず、お子さんとあなたは違う人間ということを理解することです。
お子さんはあなたの分身ではなく、独立した『お子さん』なのです。

好きなことも違えば、興味関心があることも違うし、性格も違います。

あなたは、何でもきっちりやりたいし、挨拶することが当たり前だと感じている。
ご飯を食べるときは、正しい箸の持ち方で、食べているときは相手に失礼だから話はしない。


でも、
その価値基準をお子さんがもっているかというとそうではないですよね。


お子さんの基準は、
ゆる〜く、楽しく、適当にがモットーだとします。
食事の時間には、楽しく食事をするために人を笑顔にしないといけないから
ひたすら面白い話を喋り続けているかもしれません。

あなたはその姿を見て、
口の中に食べ物があるのに喋るなんてあり得ないと思おうかもしれません。

この場合、
お子さんはその空間にいる人を楽しませることが一番の目標でこれ自体なにも悪くはありません。


しかし、
あなたの価値基準から見ると、
その様子は明らかに不適切です。

ここにギャップが生じます。

そんなとき、
人はどうするかというと、
自分の価値基準の方に近づけようとします。

何でもきっちりやりたいあなたは、
ゆるくてきとうなお子さんを自分の価値基準に合わせようとします。

すると、あなたと対極にいるお子さんは違和感を感じます
これが続くと、
あなたとお子さんは良い関係を築くことが難しくなります。

対処法例



そんなときは、二人の中間を目標に定めてみてはいかがでしょう?
具体的には、
「食事中に人を楽しませるために話をするのはいいけど、
口に物が入っている時だけは話すのを我慢する。」

ということです。

あなたは、食事中に話すこと自体良くないと思っているが、半分お子さんに歩み寄る。
お子さんも、
口の中に物が入っている時だけは話をするのを我慢するというようにあなたに歩み寄る。


互いに歩み寄るんです。
これがクリアできたら、もう少しレベルを上げて目標を決める。


このように、
少しずつ少しずつお子さんをあなたの価値基準に近づけていくことが大切ではないでしょうか?

子どもの育てにくさがあると、
どうしても一気にあなたの方にお子さんをもっていきたくなる
ようです。

でも、それではお子さんはついてきません。

イライラは続きますが、少しずつしか人は変われません。
まずは、中間地点を目標にどんな目標に設定するか考えてみてはいかがでしょうか?

また、子育ての悩みをなかなか相談しづらい状況も多く存在しているようです。
相談できる人がいない、こんな話恥ずかしくて誰にもできないという方がいらっしゃったら、ぜひお聞かせいただければと思います。

それにも抵抗があるという方は、オンラインカウンセリングという手段もあります。

うららか相談室は、かなりの数のカウンセラーがいるので、
自分に合ったカウンセラーと出会える確率が高いです。

また、
運営側の方もカウンセラーと連絡をとり相談者のために素早く対応してくださいます。


カウンセリングというとかなりハードルが高く感じる方もいらっしゃると思いますが、
そうではなく、
うまく話せなくても、うまく考えがまとまっていなくても相談してくださいね〜
というカウンセラーが多いので、
試しに一度利用されてみるのもいいと思います。

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