「お兄ちゃんに比べて弟の方は・・・」
「仲良しのあの子と比べてうちの子は・・・」
と人と比べてしまうことありませんか?
そして、
「できる、できない」というレッテルを貼り、
できないことに落ち込んでいませんか?
これは考え方の話です。
この考え方がよい、
悪いの話ではなく、
できないことに対する憂鬱な気分で、
自分が苦しまない考え方を身に付けてみまんせんか?
今日は人と比べるということについて考えてみましょう。
人と比べるのではなく、過去の自分と今の自分の比較をしよう
早速結論から言うと、「人と比較してしまうのは仕方がないけど、人と比べるのではなく、過去の自分と今の自分の比較をしよう」というお話です。
人との違いは悪いこと?
みなさにも得手不得手があります。
パソコンが得意という人もいれば、
パソコンは苦手だけど、
力仕事が得意だという人もいますよね。
これを個性と表現することもあります。
個性があるから人に魅力を感じたり、
人との出会いが面白く感じたりしますよね。
「みんな違って、みんないい」という言葉がある通り、
人との違いがあるから自分と違う事を考える人がいて、
自分の思いつかないサービスが世の中にあります。
みんな同じ特徴をもった人だと時代は進化しません。
つまり、人との違いは必要なことなのです。
人と比べることは、現代とはマッチしない考え方
では、
どうして私達は人と比べて優れている・劣っているということを意識し、
一喜一憂するのでしょうか?
それは、
人類が生き延びてきた歴史の中で、
生存競争
が必要で、
食うか・食われるか、
やるか・やられるか
という時代がものすごく長かったという過去の事実があるからです。
このことから、
私達の考え方と生存競争は、切っても切り離せないといことです。
だから、
あの子に比べて自分のほうが優れているか劣っているかと比べてしまう(個人間比較)という比較してしまうことは、
人間の遺伝子レベルの話で私達の体の中に刷り込まれているのです。
でも、
人を殺してまで生存する必要がなくなった現代はその考え方はマッチしません。
では、
私達はどう考えていく必要があるのでしょうか?
過去の自分と今の自分を比べる
それは自分と他人、
我が子と他の子などと比べるのではなく、
自分と自分を比べる
という考え方にシフトしていく必要があるということです。
昨日の自分と今日の自分。
過去の自分と今の自分。
この比較のことを、
個人内比較といいます。
昨日書けなかった漢字が一つ書けるようになった。
一週間前は直されてばかりだった報告書が今日はほとんど直さず完成した。
など、自分の成長にフォーカスする考え方です。
子育てする大人がやるべきことは?
どうしても人と比べてしまう意識が大人である僕たちの中に刷り込まれていますが、
その考え方を子どもたちに同じように刷り込むのではなく、
新しい考えか方できるようにしていきませんか?
個人内比較でも十分自信をもつことは可能です。
我が子に自信をもたせることも可能です。
自己有用感を高めて、自分の人生を歩んでいけるなんて素晴らしいですよね。
「昨日できなかったのに、今日できるようになったね。がんばったね!」
「この前までできなかったのに、少しできるようになったね。成長じゃん!」
という声かけを積極的にして、
あの子と比べると全然劣っているけど、
ぼくも少し成長しているんだ!褒められて嬉しい!
と子どもに思ってもらいましょう!
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