子どものやる気を出す方法 〜心理学を利用した考え方〜

子育て


「いつもご褒美でつらないと、勉強しない」
「ゲームばっかりで、お小遣いをあげないとお手伝いをしてくれない」


どうしたらやる気スイッチって入れることができるんだろう?という悩み、一度は経験されたことがあるのではないでしょうか?

今日は、心理学を基に、できるだけ簡単に、「やる気スイッチ」について考えてみようと思います。

ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

「自分から、進んで取り組む」

我が子が「自分から、進んで取り組む」。

こんな状態になるとめちゃくちゃ嬉しいですよね。

こういう状態になるには3つの欲求を満たすことが大事です。

「自分から、進んで取り組む」ために大切な3つの欲求


  • 自律性の欲求
  • 有能性の欲求
  • 関係性の欲求

自律性の欲求


自ら行動を選択し、

主体的に動きたいという欲求。

他者に強制や要求されたのではなく、

自ら始めて終わりも自ら決められること。

有能性の欲求


自分はできる、能力がある感じることへの欲求。これを満たすために知識を増やしたり、新しいスキルを身につけるために練習に励んだり、成長を促すための行動する。

関係性の欲求

他人と互いに尊重しあえる関係を作りたいという欲求。深い友情や親密な関係を築きたい、集団に属したい、社会に貢献したいという欲求が含まれる。

ちょっと難しい言葉が続きましたね・・・

次は、3つの欲求を満たすための具体的な方法を考えていきます。


3つの欲求を満たすための具体的な方法


1、自律性の欲求を満たすためには?

学びの中で子ども自身が学習課題や学習方法を選ぶ場面を組み込む

家での勉強であれば、

1日の中で勉強してほしい大きな項目は保護者側で作っておいて、

それをどのように達成するかは子どもの方で提案して決めていく。

例えば、

今日は国語を1時間、

算数・数学を1時間、

理科を1時間することを提示して、

それぞれを具体的にどのように進めるかは子どもに提案してもらう。

ただゲームをやるのではなく、

ゲームの戦略を分析したレポートを10ページでまとめるのであれば国語としてカウントするなど。

大枠は保護者が決めた上で中身は子ども達が選ぶことが大事です。

オランダイエナプランのブロックアワーの時間は、自分の学習計画を子ども自らが計画していきます。

心理学の視点からも考えても合理的な仕組みですね。


2、有能性の欲求を満たすためには?

新しいスキルが身についている等の成長を実感させる機会を子どもに与える

家での勉強であれば、

子どもが努力の末、

成長している点を褒めてあげる時間を作ることが一つの方法です。

一緒に振り返りの時間等を設けて、

ここ数日間でレベルアップしたと思う点を本人に振り返ってもらったり、

親から見て成長した点を指摘するのも効果的です。

褒める際にはぜひ結果だけではなく、その結果にたどり着いた過程を褒めてあげてください。

褒め方については、以下でまとめていますので、ご参考ください。

正しい褒め方、教えます。その褒め方、間違ってませんか!?


3、関係性の欲求を満たすためには?

個人だけの作業ではなく、他者と一緒に目的を達成する過程で絆を作る機会を入れる

家での勉強であれば、

少し難しいかもしれませんがオンラインで友達と繋がって行う作業を入れたり、

または保護者と一緒に取り組む作業を入れることも効果的です。

家の中で一緒に勉強するのであれば、

工作や家庭科としてペーパークラフトに取り組んだり、

一緒に料理をするのを勉強として捉えて行うのも一つの手かもしれません。

いやいや、一緒にやるなんて、そんな時間ないよ!

という保護者の方もいらっしゃいますよね?

そんな方は、以下をご覧ください。

やる気を、科学的に読み解くと、こういうことなんです。


ぜひ子どもの3つの欲求を満たしていけるように、今から作戦を立てていってください。


そして、我が子が次第に変化する姿を見届けていただければと思います!

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参考;KATSUIKUACADEMY「心理学からみた「やる気」と動機付け」


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