先日、
ある先生と話をしていて、
「最近の子は無気力な子が多いですよね。」
という話になりました。
確かに、
いろんなことに興味を示さず、
じっと静かに席に座って1日を過ごすという子が多くなってきている気もします。
こんな子たちには、
猛烈に目を輝かせ、
時間が経つのを忘れてしまうほど没頭してしまう
「何か」
はあるのだろうか?
今日は、やる気を出すことについてまとめてみました。
目次
脳科学からみた「やる気」とは
やる気は、
脳の側坐核から分泌される
「ドーパミン」
という神経伝達物質によってもたらされていることが実証されています。
神経伝達物質とは、
人間の脳内で情報の運搬役として働く化学物質のことです。
ドーパミンはやる気や幸福感を得られるだけではなく、
運動や学習、
感情、
意欲、
ホルモンの調節
など多くの生命活動に関与しています。
つまり、
やる気=ドーパミン
ということです。
具体的にドーパミンという物質には、どのような力があるのでしょうか。
ドーパミンの力
幸せな気持ちにさせて意欲に繋がる
人が楽しい、
嬉しいと感じるのはドーバミンがうまく分泌されていることが影響しているといわれています。
この気持ちが継続することで、意欲に繋がるのです。
ドーパミン分泌→楽しい→さらにドーパミン分泌→もっと楽しくなる→・・・という好循環を生みます。
集中力がアップして効率が良くなる
ドーパミンを増やすと集中力がアップして効率がよくなるといわれています。
イヤイヤ始めた勉強が、
初めて知ることばかりでなんだか楽しくなり、
気づいたらあっという間に時間が過ぎていたという経験はありませんか。
これもドーパミンが分泌されて、
フローの状態に入っている状態です。
フロー状態の時は、
ものすごい集中力で、
他のことが気になりません。
勉強だけでなく、
仕事でも集中したい時にはドーパミンを増やすように心がけると良いでしょう。
他にも、ドーパミンは、感情、記憶、思考、理性、意識、理解などの心の機能に関与しているといわれています。
つまり、
ドーパミンはやる気を出すだけでなく、
その人を構成する様々な要素において、
非常に重要な物質ということです。
とても力のある物質で、
私たちにとても良い影響を与えてくれます。
そんなすごい力があるなら、今すぐにでも分泌させたい!!!!
と思いますよね???
では、
ドーパミンをどうやって分泌させることができるのか・・・・・・・
簡単で、すぐに実践できることを3つ紹介します!
ドーパミンを増やす方法
①好きなものを目に見える所に置く
例えば、
コーヒー好きな人がコーヒーを淹れて目の前におきます。
飲みたい気持ちでドーパミンを誘発して、
コーヒーを飲むのを我慢して仕事を始めるという仕組みです。
我慢するなんてできないかもしれませんが・・・
②好きな音楽を聴きながら作業を行なう
好きな音楽を聴いているときには、
脳内からドーパミンが分泌されることで
ランナーズハイに似たフロー状態の感覚になるようです。
また、
音楽を聴くことで、
自己効力感の向上にもつながるといわれています。
③新しいことに挑戦してみる
新しいことにチャレンジすることは
脳を刺激し活性化させます。
例えば、
利き腕ではない方で掃除機をかける・歯磨きをする
という
いつもとは違う刺激を脳に与えることで、
新鮮さや達成感を感じるといわれています。
この感覚が
ドーパミンの分泌に繋がります。
また、
創造的なことに没頭している時にも
ドーパミンは増加するといわれています。
音楽や絵、
動画編集、
スポーツ、
車の整備など
興味が湧くものに挑戦してみるのも良いかもしれません。
ドーパミンを生成して物事に対してのやる気を出すために、
まずは何かしらのアクションを起こしてみることが重要です。
初めは嫌なことでも、
やっっているうちに楽しくなってくることもあります。
脳科学・心理学で学んだことをまとめてみました。
ぜひ、
たくさんのドーパミンを分泌させて、
なかなか億劫で取り掛かれなかった「こと」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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