子供の宿題を見るのが苦痛すぎる〜親の宿題ストレス軽減法4選〜

人間関係

「子どもの宿題に付き合ってみていると、いつも喧嘩になるんですっ!!」

「お互いイライラしてきて、子どもの宿題を見る時間が苦痛です・・・」

こんな声を最近よく聞きます。

宿題をやらずに学校へ行かせると、
「おうちの人、全然みてくれていないな」
と学校の先生に思われるのではないかと思い、
しょうがなく毎日子どもの宿題に付き合っている保護者の方、
多いのではないでしょうか?

結論、
勉強があまり得意ではない、
我が子に勉強させるには、ものすごく手がかかる

こんな場合は、一緒にやらない方が、お互いの関係を壊さなくていいので良いことが多いです。

今回は、その理由、じゃあどうすればいいの?っていう方法についてまとめていきます。

勉強が得意ではない、勉強を教えるのに手がかかる子の宿題を見ない方がいい理由

いいところより、いけないところに目がいきやすい

まずは、おうちの方が我が子に使う時間と労力に見合った成果が現れにくいことが挙げられます。

低学年のうちは、やりなさいと言われれば従う子も多いと思います。
それでも、毎日、

「宿題やりなさい」
「はい、お母様。宿題頑張ります」

とはなりませんよね。

「宿題やりなさい」
「おやつ食べたらね!」

(おやつが食べ終わると・・・)
「宿題やらずに何してるの!?」
「あと10分したらやるから!」

と、何かと理由をつけては宿題をやらないことが多いのではないでしょうか?

イヤイヤながらも宿題を始めると、
「この字、もっと綺麗に書けないの?」
「姿勢が悪い!背筋を伸ばして!」

と小言が多くなっていきます。
残念ながら、
『この字綺麗に書けたね!』
『その姿勢すてきじゃん!いつもそんないい姿勢で書いているの?』
と子どものできていることを声に出して伝えること、少なくないでしょうか?

つまり、できている良いところは「できて当たり前」、
親ならできていないところをできるようにさせたいから小言が多くなってしまします。



さて、子どもの立場に立つと、
どちらの声かけの方が、「よしっ、宿題がんばるぞ!!!」と思えるでしょうか?


ほとんどの方が、後者だと考えると思います。
でも、そうできていないのが現実です。

では、それが会社の後輩や、近所の子供だと仮定するとどうでしょうか?
きっと多くの方が、育てるためには小言ばかりではダメ。
いいところも褒めてあげないとと思うはずです。

もうお気づきかもしれませんが、
我が子より、他人の方がいいところに目が向けやすいんですよね。

ということで、お子さんの勉強を親が見ると粗探しの方が優先してしまい、
いいところを褒めることがあまりないのでおすすめしません。

親子関係が悪くなる

先ほどの理由で、多くの場合、親子関係が険悪になっていきます。
手がかかる子を育てていると、よりそのケースが多くなります。

親も子も、お互いに、宿題をする時間が苦痛になります。

我が子の宿題を見るのが辛い方は・・・

では、宿題しなさいと言わないと宿題しないのに、
宿題しないままで学校に行かせていいの!?

と思う方も多いかと思います。

そんな場合は、以下を検討してみてください。

①授業後に子供を預かってくれる場所に行かせる

学童や、トワイライトスクール、子どもの家などというような場所です。
そこには同じ学校の同級生もたくさんいます。
そこでは、まずは宿題に取り組ませ、終わった子から遊べるというところが多いようです。
周囲の子が宿題をやっている中で、
1人だけやらずにいるというのは非常に難しいことだと思います。

周りの子の力を借りて、
「宿題をやらないといけない雰囲気」
にのまれるようにしてあげるのです。

②家庭教師をつける

他人の個別指導にお願いすることも有効です。
家族ではない他人に教わることで、言いたいこともだいぶセーブされます。
結果、互いに気持ちよく過ごすことができる時間になりやすいです。

③学習塾に通わせる

家庭教師は少し金額的に難しいという方は、学習塾もいいと思います。
どちらにせよ、家族が教えるより金銭的負担はあります。
ただ、そこはお金をかける価値がある時間を過ごすことができます。

子どもは、できていないことをぐちぐち言われることなく学習でき、
保護者は、子どもの勉強を教えるという苦痛から解放され自分の時間を確保できます。

④小児科や心療内科を受診し、放課後デイサービスに行けるように推薦状を書いてもらう

これは、少し場面が限られます。
イヤイヤながらも勉強に取り組んでいて、
結構な時間をかけているにも関わらずテストで30点程度しか取ることができないなど、
本人の努力ではどうしようもできない。
発達的に特性があるかも?

と感じたときには、もしかしたら発達障害があるかもしれません。
発達障害ではなくても、発達検査を受けることで
どんな勉強方法が勉強が苦手な我が子に効果的なのかのヒントを得られます。

その結果次第では、放課後デイサービスに通所できるようになるかもしれません。
放課後デイサービスは、それぞれの施設に質の違いがあるのでどんなところがおすすめなのか一概に

お伝えすることができません。

しかし、多くの施設がそこに勤務する支援員が学習を見てくれると言います。
放課後デイサービスは比較的安価で通うことができます。

ただし、通所するには条件があります。

厚生労働省によると、以下のように定められています。

対象児童

学校教育法に規定する学校(幼稚園、大学を除く)に就学している障害児

(引き続き、放課後等デイサービスを受けなければその福祉を損なうおそれがあると認めるときは満20歳に達するまで利用することができる。)

※障害児の定義は児童発達支援と同じ

※障害児の定義は、身体に障害のある児童、知的障害のある児童又は精神に障害のある児童(発達障害児を含む)

※手帳の有無は問わず、児童相談所、市町村保健センター、医師等により療育の必要性が認められた児童も対象


つまり、必要性が認められれば利用可能ということです。

最後に

親子で険悪ムードが続く中で毎日勉強するのは、とても効率が悪いと言えます。
ぜひ家族以外の第三者の力を使って、
子どもの支援していくことが子どもにも親にとってもメリットが大きいと考えます。
もちろん金銭的な負担が大きいと思いますので十分に検討の余地があります。

どうすることが、みんなが笑顔でいられるか?
と考えるきっかけにしていただければと思います。

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